2度の休養を乗り越えた星野源のブレイク

星野源は、1981年1月28日生まれ、埼玉県出身の39歳です。職業は、歌手、俳優、音楽家(シンガーソングライター)、文筆家(コラムニスト)の肩書きを持っています。所属事務所は音楽活動は、2015年まではカクバリズムに所属、2015年以降はアミューズに移籍しました。俳優活動はマツオスズキさんが主宰を努める「大人計画」に所属しています。

星野源プロフィール

実家は八百屋を経営した後、ジャズバー経営に転向しましたが、現在は閉店しています。中学時代にギターと演劇を始め、高校時代に現在の所属事務所の1つである「大人計画」のワークショップに出席したことが芸能界入りのきっかけとなったということでしょう。芸能界で仲のいい友人には、綾野剛、小栗旬、生田斗真、藤井隆、松重豊、高畑充希ら今をときめく俳優・女優陣がいます。

ブレイク前

2000年 高校時代の同級生らとバンド「SAKEROCK」を結成します。

2003年 大人計画主催の舞台「人間御破算」の出演し俳優デビュー、大人計画と俳優行のマネジメント契約を締結します。7~9月期のドラマ「WATER BOYS」でテレビドラマ初出演を果たします。

2007年 現在も星野と親交がある細野晴臣との対談「細野晴臣と星野源の地平線の相談」が「テレビブレス」同年9月号より連載が開始されます。

2010年 歌手としてソロ活動を開始します。4~10月期のNHK朝の連続テレビ小説で「ゲゲゲの鬼太郎」の作者水木しげるとその妻の半生を描いた作品「ゲゲゲの女房」で向井理、松下奈緒と共演。星野は、松下演じる水木の妻の弟役で出演し、朝ドラデビューを果たします。

2011年には、ソロデビューとして2作目のシングル「エピソード」でオリコン5位を獲得し、第4回CDショップ大賞準大賞を受賞します。

病気による2度の休養と活動休止

 

星野源と聞くと、思い浮かぶのが病気というキーワードでしょう。2012年12月、「くも膜下出血」と診断され手術および治療のため、活動を休止します。2か月後の翌2013年2月に復帰したものの、さらに4か月後の同年6月に症状が再発し、再手術を受けるため再度休養、テレビやラジオなど出演していた番組を全て降板します。9月下旬に退院を報告、2013年いっぱいは療養に専念していました。

歌手・俳優に本格復帰

 

2012年にくも膜下出血が判明してから、症状が再発するなど約2年間芸能活動から遠ざかっていた星野源ですが、2014年2月に日本武道館で復帰ライブを行いました。また、俳優としての活動を再開し、映画「箱入り息子の恋」や「地獄でなぜ悪い」の映画に出演し、日本アカデミー賞の新人俳優賞をはじめ、数々の賞を受賞します。

ブレイクした2015年

 

星野源を言う名前が世間でしられるようになったのは、この年ではないでしょうか。同年3月、音楽活動の事務所をカクバリズムからサザンオールスターズ・福山雅治ら数多くのアーティストが所属する「アミューズ」に移籍します。移籍後の5月にリリースしたシングル「SUN」はこの年のフジテレビ系4~6月期水曜ドラマ「心がポキッとね」の主題歌となり、ドラマのために自身が書き下ろした曲です。この曲が話題となり、年末には紅白歌合戦に初出場を果たします。また、俳優としては、TBS系の10~12月期の綾野剛主演の金曜ドラマ「コウノドリ」でクールな産科医四宮春樹役で出演。同作の17年の続編にも出演しています。

復帰後初のラジオ冠番組「オールナイトニッポン」

 

2016年、星野自身復帰後初となるラジオ番組は自身の冠番組となる「星野源のオールナイトニッポン」のレギュラーに決定し、星野は月曜パーソナリティーに就任、3月28日に放送がスタートします。翌2017年4月からは放送曜日が火曜日に変更になり、現在放送がスタートして5年目になります。番組では、深夜のラジオ番組ならではの過激な発言や下ネタが多く、例えば、視聴者にプレゼントする歯ブラシを「ねぶり棒」と表現するなどがそれに当たります。他にも星野の親友・生田をはじめ、ゲストが登場する回もあります。また、17年のオールナイトニッポン放送50周年を記念したジングルを制作、このジングルは全曜日で流れています。星野自身が他曜日にゲスト出演をしたこともあり、昨年8月27日(26日深夜)放送の「菅田将暉のー」に自身が主演をつとめた映画「引っ越し大名」の番宣に出演しました。

一世を風靡した恋ダンス

 

星野源といえば、なんといっても日本中で大人気となった「恋ダンス」でしょう。これは、星野が新垣結衣と主演をつとめたTBS系の2016年10~12月期の火曜ドラマ「逃げるが恥だが役に立つ」(通称・逃げ恥)の主題歌「恋」に合わせて出演者らが踊る恋ダンスが話題となり、TBSおよびその系列局のアナウンサーをはじめ、企業や学校などの団体でもダンスを踊る様子を動画で紹介するなど、年を跨いでも恋ダンスブームはとどまるところを知らない状況が続くなど、2013年に当時HKT48のメンバーだった指原莉乃がセンターをつとめたAKB48の楽曲「恋するフォーチュンクッキー」に次ぐ社会現象となりました。また、星野自身も同年末に2回目の出場となった紅白歌合戦で「恋」を歌唱した際、審査員をつとめた新垣の前で恋ダンスを披露しました。

恋ダンス以降の音楽活動

 

恋ダンス以降もヒット曲を連発している星野源。2017年には、バラードとなる「FamilySong」は高畑充希主演で同年7~9月期の日本テレビ系ドラマ「過保護のカホコ」の主題歌となり、PVでは、星野自身が母親役として出演して話題となりました。翌2018年には、朝の連続テレビ小説「半分、青い」の主題歌を担当、「アイデア」はドラマの人気とともに知名度が高まりました。

NHKでテレビ初の冠番組「おげんさんといっしょ」

 

恋ダンスブームの翌年となる2017年にNHK総合テレビで星野自身初の冠番組となる「おげんさんといっしょ」がスタートします。タイトルが教育テレビで放送されている「おかあさんといっしょ」に似ていることから、星野自身がお母さん役として出演、お父さんは高畑充希、子供には藤井隆、近隣のバーの店員役に松重豊と星野がかねてから進行のあるメンバーと音楽などについて語り、生演奏で楽曲を披露する番組でアットホームな雰囲気が特徴です。番組スタート以降、2020年11月3日の放送で第4弾となります。

コロナ禍での星野源の芸能活動

 

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でイベントが相次いで中止になる事態になりましたが、星野の場合も例外ではなく、コンサートツアーが相次いで中止となりました。また、4月にスタート予定だったTBS系のドラマ「MIU404」も4月上旬までは撮影が続いていたですし、ラジオもニッポン放送からの収録放送でしたが、緊急事態宣言の発令以降は、ドラマ撮影が中止になるなどの事態に見舞われました。自粛期間中には、自身のインスタグラムでステイホームの歌として「うちで踊ろう」を歌い、ライブ配信され、高畑充希、りんごちゃんなど企画に賛同する芸能人が参加しました。さらに、安倍晋三前首相がコラボレーションは批判を浴びたのも記憶に新しいです。その他にも、全国の学校の吹奏楽部員や名古屋市東山動植物園のフクロテナガザル「ケイジ」など様々なコラボレーションが行われました。また、「オールナイトニッポン」は4月14日から5月中の放送は、星野の自宅とニッポン放送をつなぐ形で行われ、TBSでは、火曜日に「逃げ恥」の再放送、金曜日には「コウノドリ」の傑作選など過去に星野が出演したドラマが再放送された。5月25日の緊急事態宣言全面解除後、6月からはニッポン放送からの放送が再開され、星野自身もドラマの撮影が再開されたため、期間中は事前収録による放送となりました。6月26日、従来の放送予定か2ヶ月遅れで「MIU404」の放送がスタートし、9月4日に最終回を迎えました。

現在は、小栗旬と共演した映画「罪の声」に出演しています。来年のお正月には、「逃げ恥」のスペシャルが放送されるなど、今後の活躍がますます楽しみです。

 

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